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オレンジ色した花束
              
                            ぴょん太 ぼちぼち生後3カ月




さっぶ〜。

こないだまで冷房つけてたのに、もう暖房が恋しい季節になってきましたね。

こんなしんしんと冷え込む朝には、心温まる思い出話をひとつ。


あれはかれこれ10年も前。
そう、ゆうらんせんがまだ陽明にあったころの話。

さる週末の陽も落ちかけたころ、若いカップルがご来店。

女性がつかつかとレジまでやってきて
この人のお母さんが誕生日らしいんで、花束をお願いします、と。

ありがとうございます。どのようなお花がお母様はお好きですか?

ねえちょっとー、まー君のお母さんって、どんな花が好きなの〜 と、花屋に入るのなんて生まれて初めてだわって感じで入口でもじもじしている彼に問い掛ける。

うん、おれ花のことはよく分かんないから、おまえの任せるわ。

もうっ、無責任な息子だこと。
そうねえ、私だったらこのオレンジ色のバラとか黄色のガーベラとかが元気が出そうでいいかな〜。

ご予算をうかがい、作業にかかる。
仕上がるまでの間、店内の商品を見て回る二人。

そのうちに彼だけが僕のとこまでやってきて、小声でささやく。
実は今日、プロポーズしようと思って。
それ、その時に彼女に渡そうと思ってるんです。
あと2千円ここに置いときますんで、そのオレンジのバラ、余分に入れといてください。

仕上がった花束を彼氏に持たせ、どこかに向かう若いお二人。

七時半の閉店時間をむかえ、不燃ごみを少し離れた置き場まで持って行く途中、向こうから歩いてくる二人を発見。
どうやら近所の居酒屋で呑んでいたようだ。

身長差のある彼の腕に、ぶら下がるようにして歩く彼女。
そしてもう片方の腕には、大事そうに抱えられているオレンジ色したあの花束。

どうやら上手くいったようだ。
お酒の力よりも花の力よりも、なによりも強かったはずの彼の想い。
こういう夜は、なんかこっちまで得した気分にさせられるのです。

posted by: まーぼー | - | 10:59 | - | trackbacks(0) |-
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